ちなみに浮世絵の「浮世」とは「憂世」に由来し、江戸の世を謳歌(おうか)しようとする風潮の中で、浮かれて暮らすことを好んだ人々が「浮世」の字を当てたとされています。
もっと歌川国芳(うたがわくによし) 江戸時代末期を代表する浮世絵師のひとり。 江戸時代の幕開けと共にその歴史は始まり、生活や流行、遊女や役者などをテーマにした絵画で、庶民層を中心に盛り上がりをみせました。 浮世絵と江戸時代の始まり 安土・桃山時代から戦国時代を経て、天下統一を果たした徳川家康は慶長8(1603)年、江戸に幕府を開きます。
もっと葛飾北斎と歌川広重による「風景画」 この風景画ブームに先鞭をつけたのは、広重より37歳年上だった北斎の「冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」。
もっと寛文美人画の特徴は、背景には何も描かず、身のこなしや手足のはこびが繊細であること、着衣、化粧、髪結いが人の目を惹きつけるほど美しいものであること、なおかつ立ち姿であることが求められたようです。 茶屋の看板娘を描いた「笠森お仙」のように華奢な少女を得意とし、その絵に惹かれた人が茶屋に駆けつけ、行列を成したほど。
もっと東洲斎写楽「市川鰕蔵の竹村定之進」重要文化財 大判錦絵 1枚 寛政6(1794)年 37. この絵本には奥付が「師宣」の名前で記されています。
もっとこの時代、浮世絵において重要視されたのは美人画や役者絵。 春信が描いた少女とは異なり、江戸で働く女性たちを生き生きと描き、一気に人気絵師へと駆け上がります。
もっと約10か月の短い期間に、役者絵などを版行したのち、突如画業を絶ち姿を消した謎の絵師としても有名です。 しかし、北斎の絵に対する興味は尽きることがなく、風景画での成功以後は肉筆画に精力的に取り組むようになり、90歳で亡くなるまで絵師としての人生を全うしました。
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